空間工房

  • コラム

空間をデザインする

 住宅と店舗、ふたつの空間デザインの進め方をまとめてみた。

 住宅は、家事動線やLDKの居心地の良さ、プライベート空間との繋がりなど、住む人が快適に住める家を、家族の意見を取り入れながら進めていく。

 予算、建ぺい率や容積率からなる広さの制限、木造の柱や梁などの構造材の配置を考慮しながら家族の要望を網羅した間取りを考え、それに合わせたスッキリした外観をデザインできれば、施主さま家族に喜んで頂ける家になる。

 店舗の場合は人的要素が増える。不特定多数の来店者があり、いかに商品を引き立たせるか、更にお客さまとスタッフの動線、厨房があれば作業のしやすさなど、来店者とスタッフ両方の視点での計画が必要だ。

 お客さまの玄関と客席までの距離、客席から丸見えにならないトイレの配置、厨房からの出入りとお客さまの出入りとが交差しないよう考慮しながら平面を計画し、商品がより映える展示高さと照明の光源と間隔。お店の雰囲気を外からも判るような外装デザインと看板が統一感あるデザインでまとめることができれば、繁盛店への第一歩になる。

 図面を描く。という行為はおなじでも、先に述べたようにアプローチの仕方が異なる。ただ共通して言えるのは、数は違えど、必ず「人」がいて、その人たちがどのように動くかを想定することが肝心だ。

 人の思考と行動を考慮することが空間デザインの要なのだ。

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富山県中小企業ビヨンドコロナ補助金活用事業(令和4年12月20日作成)