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建築士定期講習

 建築士は、3年に一度定期講習を受講しなければいけないが、講習会が年に数回しか開催されず、一度に100人以上が受講する。人いきれで呼吸が苦しくなるほどの密集度だ。朝からテキストを開き、解説されたところをマークし、睡魔と戦う6時間だ。だが、みんな眠らない。講習の最後に終了考査があり、眠っていたら、分厚いテキストのどこからの出題なのかさっぱり分からず問題が解けず、試験をクリアできない。夕方終了してから仕事する気持ちが湧かないほど消耗するのだ。

 しかし、昨今のコロナ禍もあってオンラインで受講できるようになり、今回はそれを受講した。まず、終了考査の日を選定し、それまでに6時間の内容の動画を、好きな時間に分割して視聴できるのだ。仕事が終わってから少しずつ視聴し、無事終了考査を済ますことができた。

 講習内容は建築法規がメインになる。毎年少しずつ変わる法律を日々チェックするのは難しく、内容を間違って把握している場合もある。それを一気に学べ、知識の整理と補充ができる。

 人が大勢集まる場所がとてもイヤで受講もイヤだったが、オンラインなら、随分心が軽い。正直、楽しみではないが、次回もオンラインを選ぶだろう・・・3年なんてあっという間だけど、ね。

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富山県中小企業ビヨンドコロナ補助金活用事業(令和4年12月20日作成)