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50年ローンもあるのだが・・・
最近の建築費用が、高い。工事の積算も、とても困る。
2020年後半頃から資材や建築材料の価格が上がり始め、今は以前の1.5倍から、モノによっては2倍になっている。コロナウィルスの蔓延、世界情勢など、いくつもの要因が重なった結果だ。
新築住宅の坪単価が、おおよそ50万円だったものが、最近は80万円から100万円が一般的になってしまった。2000万円で建ったものが、3000万円から4000万円だ。
物価高以前は、住宅ローンを20年や、最長でも35年でフルローンにしても月の返済額が5万円から8万円ほどなので、生活費を計算しやすかった。これから家を建てるのであれば、頭金を1000万円以上準備するべきだろう。
時代に合わせて、昨今、最長50年の住宅ローンがある。が、個人的にはおすすめできない。
完済時80歳の条件なので、30歳がリミットだ。
10年後、20年後でさえ、理想はあるが、収入面や健康面でも実際どうなっているか自分でもわからない。
50年後は、、、想像もつかない。
ローンの年数が増えるほど、金利総額が大きくなる。
建てっぱなしというわけにはいかず、一定期間ごとのメンテナンス費用、毎年の税金もある。それを50年。気が遠くなりそうだ。
新築にこだわらず、リフォームされた中古物件や、分譲マンション購入を選択肢に入れるのもひとつの考えだ。
物価がさらに上がり、家計の負担は増えるばかりの中、毎月の支出の計算をシビアに考えるべきであり、新築がダメということではない。あくまでも、無理や背伸びをしてはいけない。という話だ。
家族の幸せは、日々の心のゆとりが大切なのだ。
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