空間工房

  • コラム

点検商法にご注意ください

「たまたま見かけて気になったから訪問しました。」と言う、飛び込み営業をする輩がいます。

□屋根瓦がズレています

□基礎コンクリートがひび割れています

□外壁がひび割れています

 などと言い、「放っておくと取り返しがつかなくなるので、とりあえず無料で点検します。」点検無料という言葉で安心させる手法、点検商法といいます。

「点検しましたが、やはりすぐに直さなければ家が壊れます。」と不安を煽り、法外な金額で契約する手口です。

 実際は不具合が無い場合がほとんどで、もし本当に不具合があればすでに住まいに何かしら影響が出ているはずです。

 無駄にお金を使ってしまって悔しい思いをするのは自分自身です。

 そうなる前に、そんな輩は門前払いしてください。

 話を聞かない。家を見させない。しつこいようなら、「いつも見てもらっている設計士、(または大工さん)がいるので、その人に見てもらうから結構。」設計士や大工さんの知り合いがいなくても必ずそう言い、絶対断ってください。

 もし不安なら、親戚や知人に設計士や大工さんを紹介してもらい、家をチェックしてもらいましょう。

 ウチのお客さんから飛び込み営業が来たと連絡があり、一度引き取ってもらい、見に行って屋根瓦をチェックしても問題は見当たりませんでした。また、実際被害に遭われた方の相談を受けたこともありますが、契約書にハンコを捺してあり、お金も支払い済みでどうにもなりませんでした。残念でやり切れない気持ちになりました。

 降って湧いたような、自分に都合が良い話も、悪い話もありません。万が一そんな場面に遭っても、冷静な対応を心がけてくださいね。

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富山県中小企業ビヨンドコロナ補助金活用事業(令和4年12月20日作成)